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プジョー406
水銀灯下で確認すると、ボンネット塗装の不具合箇所を発見。
ペーパードライ1500番を使用して、クリア部分を研磨することにより、肌を整え、映り込みを復元させます。

プジョー406の作業工程
ウインドーウオッシャノズルやウインカーレンズを外して、
作業性を良くする為に取り外しているシーン。
更に、磨く際にゴムなどに当らないように、
また、コンパウンドが進入して拭き取りづらくならない様に、マスキングしている。


塗装の観察

このプジョー、一見、屋外で見ると、さほど、気になる箇所がないように見えた。
だが、実際ピット内に入れて水銀灯下で見ると、欠陥塗装が、随所に発見された。
このオーナーさんも、気づいていなかったみたいだ。
まずボンネットから検証してみると、
塗装ミスト(近隣の外壁塗装工事飛来による付着)、
バテ痩せ(丸く陥没した状態)約8箇所、鳥の糞の痕、ブリスタなど、たくさんある。
今回、中古で購入されているケースで、結構こういうケースはある。
まとまな塗装の方がむしろ少ない傾向と言える。
中古屋さんは、店頭に並べる前に、オークションから買ってきた
車の見栄えをよくするために、傷や凹みを修正して陳列する。
少しでも利益を多くしたいので、町の板金修理やに安くで発注するから、仕上がりも手を抜くケースがある。
そういう典型的なケースが今回のような仕上がりになるんだ。


塗装の異物の研磨

今、行ってるのは、ペーパードライ1500番で、
塗装の不具合箇所を研磨しているシーン!
慎重にしないと危険な箇所でもある。
やりすぎれば、クリアー塗装部分を剥がしかねない。
少しづつ、研磨しては、表面の様子を見ながら、念入りにやっているシーン。


左部分の粗だし研磨

通常、磨きの分野では、ここまでの作業をしている所は少ないと思うんだけど?どうだろうか?
クリアーの部分を磨くのが本来の磨き屋。
だが、再塗装してある車でダメージのある車は、肌を整えないと、まず映り込みが悪い。
先ほどの右側よりもコチラのほうが、塗装の悪い箇所が山積されているんだ。
飛び石は、しょうがないとして、塗装痩せだけで約5箇所ある。
更にヘッドライトの上の部分に線状になっている箇所もある。
ペーパーで研磨して、落としているシーン。
かなり荒療法だが、ココまでやらないとね? 妥協したくないから性格的にもね?


ペーパー研磨後の画像

もう手には真っ白い粉が付く。
そのぐらいクリアーの部分を削ったことになる。
ここまでして塗装に影響ないの?と思ってる方も、いると思うが、
そこはプロ、ちゃんと塗装のことを分かっているから、ご安心召されなさいましよ!
どこまでオーナーさんが求められるか?
一番、重要なところで、限界地点も考慮しながら、可能な限り、どこで抑えるか?どこまでやるか?
非常にシビアーな作業と選択といえるね。
万が一剥がした場合は、当然ながら責任は、内にあるから、
再塗装しないといけないし、スタッフに迷惑も掛かるから尚更、慎重にする。
3枚目が、ペーパー研磨した後の画像。
手のひらを見てもらうと一目瞭然、白い粉が見えるよね?


共同磨き作業

磨き残しのボンネットをさらに深く研磨している。
そして、ルーフも塗装した痕があるようで、弾いた痕が無数にあるとのこと。
塗装してない箇所の方が少ないかもしれないね?


右サイドパネルの研磨工程

右フロントフェンダーの丁度、上の部分から真ん中辺りにかけて、
ブツブツとゴミのような、ハジキのようなものが無数にある。
想像するに、ボンネットを塗装する際に、隣接したパネルである
フェンダーの色違いをなくすために、塗装したと判断するんだけど、
下処理が悪いため、油分で弾いたのか? ピンホール(針のような穴)目立つんだ。
やはリ、ボンネット同様、ペーパーで研磨して、凹凸の部分を削るしか手がない。
右ドアーも同様に塗装した痕がある。


肌落とし調整研磨

元々、プジョーは、ゆず肌状態の塗装仕上がりが大半だ。
今回は、フロントフェンダー〜リアクオーターに掛けて、
塗装した痕がある為、塗装の肌調整を均一にする必要がある。
そのため、一気にペーパーで落としていくしかない。
こうすることで、肌の違和感もなく、
景色の映り込みも数段良くなると計算している。


ルーフ研磨工程

当初は、塗装表面にブツブツが多く諦めかけていたが、
再度、挑戦して、どうも納得いかない様子。
再度チャレンジして研磨しているシーン。


サイドパネルの研磨工程

全面的にペーパーがけしたサイドパネル。
こうなったら、徹底して研磨する、でもかなり力が入る。
ペーパーで研磨した痕に付くペーパー目。
今度は、これを消していく為、力が入るんだ。


左サイトの磨き

最終工程の磨き。
大方、粗めのペーパーで塗装肌の調整の為に研磨した後。
粗めのコンパウンドで1回目を研磨、
その後、第2、第3工程の鏡面研磨、
そして最終は、ぎらつき除去の研磨。
交互に磨いた後に、さらに磨き残しがないよう、
Wチェックで研磨している作業工程がこれ。


全体の研磨終了

これで全ての研磨を終えて、いよいよ次はコーティング加工に入る。
画像的に、あまり面白くない。
この部分も塗装した痕跡がある、殆どのパーツが塗装した観がある。
今回の、ようなケースは、再塗装してあるため、
塗装の仕上がりが、いいか、どうかで左右される。
今回、全て悪いとは言わないが、やはり細かく観察すると発見された。
そのため、荒療法のペーパー研磨をやるしかなかった。
勿論、やりすぎは禁物だ、どのレベルまで研磨するかが微妙な作業と言えるね。


ECHELON加工の工程

1液のコーティングを2回塗布して、
さらに、最終のTOPコート仕上げ。
そして、湿ったウエスで馴染ませ、最終で、乾拭きして終了となる。
磨きを考えなければ、そんなに時間を要さないが、
後は、室外へ出してギラツキがないかチェックしたり、
細かい見落としがないかを観察しながら、最後の仕上げに掛かる。
この作業以降は、戸外へ出して確認することにする。


プジョー406の完成画像

折角磨き終わったばかりのプジョー406も
雨の中でちょっと可愛そう〜。
色が色だけに画像だとチット物足りないかな〜。
現車をお見せできないのが残念だ。


トランク散水テスト

水道水で掛けてみたのがこの画像。
コーティング加工したてのボディーの状態。
ガバット掛ければ、このようにアッ!という間に、水は消える。
だが今日のような小雨状態だと、どうしても水滴は残るもの。


ボンネットの散水テスト

同じようにボンネットにも掛けてみた。
水の消えるさまを、ご覧あれ!


ボンネット比較画像

左写真は、プジョーのボンネットに無数のパテやせ、そして鳥の糞の痕などで
殆ど蛍光灯も写りこまない状態だった。
右写真のマスキングテープの痕は、一日かけて磨いた後に、
まだ磨ききれない箇所があったんで、再度磨くために、マークした箇所!
これから研磨する箇所の比較画像。
蛍光灯の写りこみを見て頂ければ分かるはず。

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