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プジョー405
1年半前に、プジョー専門店の紹介で、東京方面でオールペンをされた車。
2度目(今回)のコーティングで入庫時に、塗装の異変に気づいた・・・ブリスターと塗装の膨れ。
研磨での修復が不可能なため、塗装修正となりました。

プジョー405の研磨工程
いつものように左右にマスキングで分けて、変化する具合を見て欲しい。
磨く前の車が1枚目の全体画像。
この車は、別の工場でオールペンをされてから、
1年半前に当社に入庫された経緯がある。
その当時、当社でお引き受けしたのはアルミホイールの塗装修理とコーティング加工だった。
1年半過ぎて、ボディーをマジマジ見ると、
いくつかの塗装のミスの問題点が発覚してきた。
当社でなくてよかったと安堵したしだい。


ボンネット最終研磨工程

先程までの研磨を確認すると、磨いて付いてしまったバフ目。
(バフ目=ウールバフなどでボディーに直接研磨する際に丸くつく薄いキズ)
これを消すのは結構、厄介なんだ。
今使用してるのがギアアクションポリッシャー、最新版のマシーン!
こういうときに役に立つ。
ゆっくりと移動しながら、徐々に研磨していく。


磨きを完成したボンネット

研磨前の画像と研磨後の画像、
1,2枚目で比較して欲しい。
殆ど水銀灯の映り込みがなかった状態から、
何とか、ここまで回復できた。


オールペン後の異変

プジョーの塗装の異変について、解説してみたい。
(この車は、既に他社でオールペンされた後に
当社に持ち込まれた車なので、勘違いしないで欲しい。)
この画像は、左フロントフェンダーのブツブツ。
ペーパーで落としてみたら、ご覧のように頭をはねて穴だらけになってしまった。
お預かり時に当初この部分は、塗装を要する話をしてあったんで、
(「うまくいけば塗装しないけど?」と説明してあったので、)
結果は、やはり想像通りだったという訳だ。


塗装異変(つづき)

1年半経って、再コーティングを依頼された時に、
オーナーさんと、パネルごと確認した結果、塗装の異変に気づいたんだ。
艶びけ、塗装痩せ、パテ痩せ、ペーパー目などの、目立つ所が随所にあったんだ。
研磨で目立たなくさせ修復できた箇所もあったが、
最終的に、左フロントフェンダーはブリスタ現象、
右リアクオーターパネルは膨れ現象で合計2箇所を
板金塗装修正する結果になってしまった。
勿論、オーナーさんの許可を得ての修理だからね。
1枚目が左フロントフェンダーのブリスタ。
要因は、色々考えられるが、オールペンしたクルマだけに
その塗装工場でヒーターで焼付けする段階で
炙りすぎた結果による、塗装の内部から押し上げた感じ。
塗装段階で、乾燥して抜けようとする塗料の溶剤が
湯気のように出ようとする作用を、
焼きすぎて閉じ込めてあるため、
ぶつぶつと泡のようになったのでは?と推測している。
2枚目は、右後ろのクオーターパネル、
画像で分かりにくいので、あえてマークした。
この部分は、何で、こうなったか原因が分からず、剥がして見ないと判断がつかない。
不安があるとオーナーさんが言われたため、剥がして事実を確認することになった。


塗装異変の修正工程

左フロントフェンダー修正の工程。
こういうブリスタ現象のケースは、
塗装がぶつぶつ凹凸状態のため頭を削って落とすしかない。
1枚目は、サフェーサー塗装し終わった画像。
2枚目は、塗装前の足付け研磨(塗装表面を粗くする)。
3枚目が塗装し終わった画像。
異変の部分をペーパーで研磨除去して、
その次にサフェーサー塗装をして密着性をよくする。
その後に、耐水ペーパーで、つる〜んとなるまで研磨して、
OKと判断したら、色作りをしてから本塗装工程に入る。
3枚目の画像を見て欲しい!
なんで、ドアーまで色が入っているかだ。
この色作りが難儀した経緯がある、カラー番号が見あたらない。
しょうがなく、経験で判断するしか手がなかったようだ。
今回は、フェンダーの上の部分に異変があった。
そこに隣接する部分が微妙に色が合わないと、右ドアーとの微妙な色の違いが生じる。
そういうケースのため、ドアー部分にも塗装をしたケースなんだ。


右クオーターパネルの修理工程

水脹れのように膨れ上がった現象で、抑えると、ぶくぶくしていた。
直径1センチぐらいの膨れだったんだ。
板金スタッフに聞いたところ、塗膜剥離の段階で、ドンドン広がっていたそうだ。
そのため板金パテが、この様に広範囲に盛ってある。
エア−ガン内の水分が抜け切れずに、こうなったのでは?と推測しているが、
エアードライヤーという装置がないコンプレッサーを使用したり、
またはエアーガンに水抜きフイルターがない場合がこうなりやすいらしい、と
塗装スタッフが漏らしていた。
最終的には、直径10センチ近くまで膨れたそうだよ。
2枚目が最終パテ盛りした後、研磨してつるんとした状態になっている画像。
パテの色が違うのが分かるかな〜?
パテ盛りは、大体3工程位しないと、うまくいかない。
3枚目が、サフェーサー塗装後の画像。
だがしかし、ここで異変が起きたらしい!


塗装工程

この箇所も、リアドアーと隣接している箇所。
さっきと同様、塗装する必要があるため
この様に、下ごしらえ、そして塗装に入ったケース。
ところが、塗装の段階でリアドアー周辺に、弾きがおきたらしい。
1枚目の画像が、弾きの状態。
よくよく考えてみると、これしか考えられない?それは?
1年半前に強力なコーティングを、この部分にした。
検証すれば、それだけコーティングが、頑固に固まっていたと言える。
足付けで、かなりザラザラ目に研磨したらしいから、強力なコーティングと立証できる。
使用したコーティングは、当社で言うT−ZONE、シラン系素材を使用している。


20年落ちのプジョー405

ようやく完成間近のプジョー405。
ボディー全体は、ポリシラザン系のECHELONガラスコーティングを採用。
そしてモール周辺には、発色のいい黒い艶を出す為、
シラン系のT−ZONEで加工することにした。
乾燥が速いため2人係りで作業中。
ECHELONコートを2回塗布して、更にTOPコートで仕上げ、都合3回塗布した。
その後にボディーとは別にマスキングをして、T−ZONEコート仕上げで終了。

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