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ボイジャー
ヘッドライトの曇り取りの相談でご来店になりました。
最終的には、ボディ全体もWhelm加工をご依頼となりました。

ボイジャーのトータルの磨き
このお車は、色々悩まれた末、お任せとなった車。
当初は、ヘッドライトの曇りを何とかして改善できないものか?という悩みで御来店。
まずは「ガラスの曇り取りを、完ぺきじゃなくてもいいので、お〜願い〜〜!」
そして「サイドモールのステンの様なパーツの、これまた曇りを何とかして〜〜?」
ついでに「全体のボディーもやっちゃって!」
ということで、全部ひっくるめ、受け入れと相成った次第です。
今回の工程はヘッドライトの復元工程だけも
見ごたえ手ごたえ十分なのでお楽しみに!
ちょっとした自信作かもしれない???


ボイジャーのトータルの磨き

いましがた、左右のヘッドライト磨きをを終えたばかり。
新車から卸して、5年ぐらい経過した輸入車に特に多い傾向が、この現象といえる。
そもそもなぜ、このような現象になるのか?
最近のヘッドライトは、非常に明るいキセノンライトかLEDライトが使用されている。
従来は、ガラスのレンズが主流で
ガラス部分に刻まれた幾何学模様があるから、遠くまでも照らしていた。
最近の車は、何も刻まれていなく透明感のあるスッキリしたレンズなんだが
これが、年数を経てくるに従って、劣化が始まると推測できるんだね。
本来ガラス素材は、耐熱性があるんだ。
約90度ぐらいまでなら耐えられるらしい、ところがガラスだから罅が入りやすいのが欠点。
そして、キセノンライトそのものが放つ光は
乱反射させる必要がないため、当たるレンズ部分は透明で良いということなんだろう。
その透明の素材が、ガラスから樹脂に代替された。
その樹脂がPPという素材の樹脂が大半らしく、
その樹脂が気候の変化で膨張収縮を繰り返し、やがて、気がついたころには、霞がかかった状態に…。
そして、劣化スピードが加速度的に増し、ひび割れを起こしてくる。
こうなると物理的には、修理が困難となる。つまり交換しかない。
そもそも、日本は気候の変化が激しいから
欧米などと比べ熱対策までの対応策は考えられていなのではと思う節があるんだよね。
特にドイツ車に、同様の曇り、ひび割れ現象で相談にみえる方が多いからだが。
今回は、本来物理的に諦めるレベルですが、
どこまで復元できるかをチャレンジしてみたので、たっぷりとみて頂きたい。


曇り状のレンズ復元工程

このシーンは、水を噴霧して
ダブルアクションポリッシャーという、マシーンを使用して研磨をしているところ。
実は、非常に勇気がいる作業なのです。
あまりペーパーを使用しない部位だからです。
透明のものにペーパーを充てれば、くすんでしまいます。
くすんだものを元通りに出来るかどうか?
こればかりは、やってみないと分からないからです。
我々は、意外と、こういうギリギリの状況で行う作業も多いんです。
ですからある意味、リスキーな仕事を受けたことになります。
危険と隣り合わせと言えます。


感覚で磨いています

もうここまで来ると、覚悟を決めています。
当初交換をお勧めした位のレベル、
交換部品だけで両方で10万円、
交換工賃を含めると1個に付き5000円〜6000円として12000円になるんで
10万円以上のリスクを負ったことになります。


ヘッドライトの劣化

真っ黒い顔が真っ白くなるぐらいに
格闘していた、このボイジャーのレンズ研磨。
いやはや、結構ひびが深く、骨が折れる作業でした。
このシーンは、何度も何度も
途中、途中に作業の手を止めて、確認しながら慎重に研磨しています。


ヘッドライトのペーパー研磨

中々思うように改善できない・・・
苛立ちを感じながら、粗めのペーパーで部分的に研磨しているシーン・
一旦、徐々に透明に回復しつつあったのですが
どうしてもイマイチ納得できない。 モアー!モアー!
部分的に剥がれたような状態が気になる??
そこでちょっと勇気がいるが、
試してみた結果が、2,3枚目の画像。
これからが、また一苦労しました。
その結果!やらなきゃよかった!? と思うような位、神経を使う仕事になりました。


ビフォー&アフター画像

どうですか?
比較してください、久々の力作となりました。
自己満足ですが?
達成感に浸ってます!


モールの光沢劣化復元作業

この画像アメリカの車にありがちな光物がついたサイドモール。
よくよく見ると、なんだかステンの上にビニールのカバーが付いているようにも見える。
となると、この黄色いものの正体は、なんじゃろか?
かび?単なる汚れ?
嫌、違う気がする。
あまり見かけない状態で、ただ磨けばいいという代物でも
なさそうな気配を感じるんだよね。
特殊な液剤を噴霧したり、ペーパーで擦ったり、ミニポリッシャーで研磨したり、
目下、色々とチャレンジ中!


鉄粉除去研磨作業から磨き

ボンネットにタッチペンで修正された痕が
数えただけでも約10か所近くある。
このタッチペン修正をした場合、
大概、刺したペイントが食み出していたり、
刺し傷の部分が出っ張っているケースが多く、
その突起した部分の頭を研磨しないと、反対に悪い部分が目立つ傾向になる。
そこで鉄粉をとるのと同時に
耐水ペーパー3600番手のペーパーで、一気に研いでいるところ。
ここでお気づきの方は、
なかなか審美眼が鋭い方、左右の色が違って見える方。
塗装表面の僅かな凹凸を研磨することで
遠くから見た感じが、このように違ってくる。
ですから、何度も言いますが、研磨をしなければ光沢は出ません。
ペーパーで研いで行けば、塗装の表面のクリアー層の凹凸を
なだらかにして、より写り込みがよくなる手段の1つ。


プレスラインの際の磨き

このシーンは、一番磨き難い個所です。
プレスして折ってあるので、そのまま、プレスラインと呼びます。
エッジがきいた折り方をしてあるので
ポリッシャーの先端を駆使して、慎重に磨かないと行けない個所です。
高回転しているポリッシャーに装着されているバフ(羊毛)の周囲が、
谷の部分に鋭く当たると、ざっくりと傷を入れてしまう結果になりますんで
力加減をしながら、磨いています。


霞んでしまったサイドマーカー

このサイドマーカー(ウインカー)部分は、
いつの間にか、日に焼けて、艶びけを起こしています
そして外してみると、周辺は土の痕だったり
グリスの様なもの痕があったりするものです。
この際だから綺麗にお掃除します。
こうやってコンパウンドを利用して、
ブラシやウエスで拭き上げてあげれば
ご覧のように見違えるほど変化しますよ。


磨き

この下の部分は、最近は、きつい・・・
加齢とともに、お腹が出っ張ってきたから。


細部の磨き

細かい磨きをしているシーン。
よくよく考えてみたら、ここは、なんのパーツだったっけ?
あれれ?そうだ!
ここは、ナンバープレートを取り付ける個所か?
ということは、鏡面に磨いたけど・・・
そっくりかぶさるんだよね。
でも、鏡のようになったでしょう?
ここまで、やれば気持ち良くなるでしょう?


アウトサイドハンドルカバー

この画像を見て頂きたい。
このドアーハンドルの このパーツ、いつもの素材と違うんですよね。
柔らかい素材の様なんです。
ですので、あまりガンガンに磨くと
素材を溶かしそうな気配を感じるんですよね。
やんわりと磨いているシーンです。


細部の磨き処理

メッキモールの様なパーツ、
サイドモールに中心部分につけてあるメッキ、
この部分が、異常なぐらい艶ビけを起こしている。
しかも、ビニールの様なカバーがしてある風で、磨きづらいんだよね。
ビニールを磨いても綺麗には、ならないよね。
3枚目は、ヘッドライ用のウオッシャー液が
出てくるパーツの内部周辺を磨いているシーン。
ちょっと磨きづらいので、隙間に容器を挟んで
ミニポリッシャーで磨いてます。


ドアーミラーカバーの磨き

このドミラー部分も
ぼんやりとした、くすんだ感じで、何だかスッキリしないんだね。
こういうパーツも、フェザータッチで優しく磨いてあげると
素直に光沢を放つんですよ。
樹脂製の為、押しつけて磨くと、樹脂が摩擦熱で すぐ溶けて
台無しになる事だけは避けないと不味い結果になりますので
ここは、やはり慎重に磨いていきます。


カウル周辺の清掃

ここは、磨くところでは、ないので
洗浄液を噴霧してから、汚れを浮き出させます。
いやいや、想像以上に汚れています。
フロント周辺は、あらゆるものが飛び込んできます。
前車両から排出される排気ガスから、侵入するスラッジやカーボンなどが
付着しやすいから、このように真っ黒く変色する。
元々、真黒い樹脂製ではあるんですが
どちらかと言うと、ややグレーに変色している感じでしたね。
ここも、コーティング加工をしたいので
やはり、下処理は、欠かせません。


コーティング加工前の処理

このシーンは、コーティング剤を塗布する前の
油分やコンパウンドなどを除去する作業。
プラモデル制作と一緒で、一般的に脱脂という作業で
シンナー似た臭いのシリコンオフという液です


Whelm加工

まず最初の工程で、ややウエットな状態にしたスポンジに
液剤のWhelmを落として、それをポリッシャーで金につに塗り込んでいく。
一度に塗り込みができないため、2パネルぐらいづづ、丹念に塗り込んでいく。


Whelm加工の優れたところ

まず最初の工程で、ややウエットな状態にしたスポンジに
液剤のWhelmを落として、それをポリッシャーで金につに塗り込んでいく。
一度に塗り込みができないため、2パネルぐらいづづ、丹念に塗り込んでいく。


Whelm加工塗布の3段階が基本工程

1回目は、原液を塗布
2回目は、ウエットなウエスで馴染ませる
3回目は、これを拭き上げて行く工程
指触乾燥で、どのタイミングで拭き上げるか、
指の感触で拭き上げのころ合いを見分ける。
ボンネットだけ写りこみましたが、どうですか?
深い色合いになった気がしませんか?


ウエルムの泣きどころ

こんな所にもガンガン塗布します。
レンズ、バンパーに張り付けてある黒い樹脂、
こういう個所も塗布することで、光沢を守る役目がある。
そして、鋭利な傷でなければ、傷防止にもつながる。
塗装表面が滑りやすくなっているから
よほど突起物が鋭いものだったり、激しい衝突でなければ、傷はつきにくくなる。
ただし塗装屋、泣かせでもある・・・。
最初に断ってもらえればいいのだが、
「加工してあります!」という申告なければ、
中途半端な削りでは落としきれない、
削り取れないからバリバリに塗料が弾いてしまうからだ。
Whelm加工をした車のオーナーさん!
必ず修理をする際は、申告をされるように。


細部のWhelm加工工程

昨日、お引き取りにみえたボイジャーの方。
まずは、フロントに回ってレンズをチェックされていた。
第一声は、曇りがかりが消えたっ!? くすんでいたのが嘘のようだ?
かなり満足げだった。
次に、やはり気にされていたメッキモールに
このパーツは、あらかじめ無理っぽいと言ってあったので
仕上がりに関しては、上出来だったとお褒めいただいたぐらいだ。
とりあえず合格サインでしょうか?
全体的に鮮やかな印象になったようで、満足気にお帰り頂いたと思います。
このシーンは、手が入りにくくて、
こういう個所にも、何とかコーティングをして、さしあげたい。
そう思って考えたのが、簡単なことですが
スポンジをその穴の形状に合わせてカットして、そこに、いんぐりもんぐり
スポンジを押しつけて行けばOKです。
これでくすんでいた変色して灰色になっていた樹脂部分を
基の黒々とした状態にしたいので、このように作業性も考えて考案したということ。


細部のつや出し作業

全体に、引きしめた感じでし仕上げたいので
こういう所も見逃さないで艶出しをして行きます


細部へのコーティング剤加工

こういう所も塗布しておけば
汚れは付き難くなる筈。
だから塗布するのです。


リアゲートは汚れの温床

この部分は、以外と洗車されていない。
次第に土や排気ガスなどが溜まり、黒っぽい汚れを引き起こしていくのです。
このお車の場合は、上の部分にヒンジが2か所あります。
この周辺に頑固な泥んこ状のものが、びっチリついていましたので
綺麗に洗浄し終えてからコーティング加工を!
これでしばらくは、いいと思います。
あとは、やはりオーナーの愛情のかけ方でしょうね


コーティング完成した写り込み画像

当社のロゴ NETGEARの文字が
ハッキリと判読できる状態までに、磨きあげた結果の画像と
ちゃんと加工しました!という証拠画像です


最終チェックのシーン

これは、完成したこのお車の異常がないかどうかのチェックをしているところ。
今回、残念ながら、よくありがちな、小さなエクボがあるんです。
いままでは、全体にくすんでみたせいか、あまり目立たなかった部分が
今度は、悪い部分が露呈されるケースです。
その為に、マジックテープで指し示しています。
お帰しする際に、双方に確認しながら、修理方法を説明します。

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