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MR2
新車から15年経ったお車。
研磨をする前工程の、鉄粉や汚れ等を落とす為に、かなりの時間を費やしました。

MR2のコーティング加工前の画像
このお車は、平成8年式です。
ですから現在、15歳になるんでしょうかね?
ややあ、かなり草臥れてきてますよ〜!
今、ご覧頂いているのは、遠目にカッコいい所だけを見せています。
おー〜〜〜!! やっぱり、スポーツカーは、いいね?
なんて思っていたら、多分肩すかしになること間違いなし!ですよ。
どういう事かは、徐々にベールを脱いで見せますよ
うおー〜〜〜!!??
という驚嘆の声が聞こえそうな位に?強烈!ですです!
今は、スタイルだけを見てください。
ズームインするのは、後ほど


これが鉄板付着の状況

このオーナーさんは、
気になっていた? とういうよりも半ば諦め掛けていた 水垢と光沢復元?
なんとかなるなら、と相談に見えた。
だから、先ずは、どこか磨いてみましょうか!?
という事で右のフロントフェンダーを磨くことに。
見る見るうちに、白っぽさが出るので
嬉しいような?恥ずかしいような?
そんな心境のようでしたが?
綺麗になるだけならいいんですが
今まで隠れていた小さな凹みなどが、今度は、目につくようになるんですね?
いま、このお車に赤いものが見えるでしょう?
これが鉄板が溶解して色変改しているシーン!
元々は透明の液体ですから。
何処と言わず、長年放置されていたと推測、
放置したままでないと、ここまで付かないからです。
今回画像的に面白いので
洗車水垢取りの段階で半分に仕切って、違いを見て頂きたく施してみました。
穴のあいた画像は、ウインドーウッオッシャーノズルを外した画像です。


水垢除去作業

水垢取りの洗車工程は
頑固に付着していたもんで、昨日〜今日も継続しての作業だった。
今回、絵柄的には、面白い車でしょう。
定番のフロントから順に作業にかかっているんだが
どっこい頑固に水垢がバンパー周辺に付いて
中々、思うように落とし切れないんだな、手ごわいざんすよ〜〜。
ドアミラーの内部にも、ほらっ〜ね?
真黒いでしょう〜? これは、まだ序の口


サイドモール周辺の水垢の除去作業

この車の特徴は
白系にありがちな 頑固な茶色い汚れの集合体。
年数が経っていれば当然と言えば、当然のことで
トイレやバスタブの茶色い染みと同様に、中々取れないんだね。
今行っている方法は、通常のクリーナーでは落ち切れないため、
耐水ペーパーを利用してゴシゴシと擦りながら、落としているんです。
が、角を削りやすいので、結構シビアーな作業。
つまり塗装が、剥がれやすくなるという事
下地の黒っぽいところが出やすいんだね。
それだけ、頑固だという証拠でもある。


トランク周辺の汚れ

何もしないと、こんな風にまっ黒くなる。
青海苔も発生する。
多分、のちほど画像が出ると思いますよ
まずは、ご覧あれ


エンブレム周辺の水垢除去

このトランクからエンブレム周辺も、茶色い汚れが頑固に付着。
馬の毛でブラッシングしながら、ひたすら、掻きだしていくしかない。
放水すると、面白いように
この茶色い汚れとか、砂などを掻きだして飛び出てくる。
現物をお見せしたいぐらいに凄い状態です。


トランクの内側の汚れ

凄まじいでしょう?
手つかずの場所だと思います。
出なければ、ここまで黒くならないでしょう。
洗車時には、こういう所も気を使って欲しい個所!
このまま堆積した状態で放置すると、当然ながら降雨時に、
この黒い汚れも ボディーにハッキリと黒い道筋を作るもの。
これが、一般的に言われる水垢の原因。
早い話が、隅々に黒い汚れがあったら、取り除いておくことに尽きる。
青空駐車場保管で15年も経っている車だけに
こうなっても可笑しくないが〜?


鉄粉付着の状態

ボディ−を半分に仕切って
反応をテストして、識別しやすくするために
特殊な液体を噴霧して色変化させたシーン。
これほど反応したという事は
これほど頑固に鉄粉が多数刺さっているという証拠でもある。
この傾向は、主に道路沿いに駐車をされている車、
平日は あまり乗らない為、大半雨ざらし、放置したままだと思う。


トランク周辺の鉄粉状態

1枚目の画像を見てほしい。
このシーンは、水垢の除去作業
ゴム周辺に頑固に付いているため、中々取れないのでペーパーで落としているところ。
もうこの作業をしていると手が悴むし
洗剤が強力なため、指がボロボロになるんですよ。
職業柄しょうがないですが?
この個所は、エンジンがミッドシップの為、トランクの内部にもつきやすい。
しかも、形状がフラットなため 目立ちやすい。
ご覧のように真っ赤に染まっています。
こういう手の届きにくい個所も、オイラは、キッチリやります


細部洗浄

ボンネット周辺の汚れ
15年分のお垢を綺麗!綺麗に!しちゃいました


溶けている鉄粉のさま

とくとご覧あれ!
鉄粉がバリバリについている。
そこへ、一般的に売られているアルミホイールダスト用洗剤の
親玉のような超強力洗剤をワチキは使用。
市販品の原液とでもいうべき、超強烈なアンモニアのような悪臭。
元々は透明の液体で
刺さっている鉄だけに反応して、この様に赤紫に変色する。
塗装自体には、反応しない。
2枚目は、ドアハンドルに、夥しく付いてしまった
汚れと青海苔まで発生している。
3枚目はウオッシャーノズルを外して
その周辺にこびり付いている鉄粉のシーン。
極めて、すごい状態でしょう?


頑固な汚れ除去作業

この部分は、鉄のルーフパネル。
そのリア部分はFRPのようだ。
その間に白色の筈のゴムがはめ込んである。
どうにも黄色くなっていて汚いんだ、だから、見逃せないんだよね。
だからペーパーを細かくしながら、研磨しているのよ。
指がつってくる!
爪が痛くなる!
ゴム手袋しても、洗剤が強烈過ぎて、しわしわだ。


終わらない下地処理工程

白色にありがちな、頑固な水垢
結構、こまかくて時間をとる工程だ。
白色は、これが決め手!
といっても過言じゃない位、この作業に時間をとる。
磨きの理論よりも、洗車の極意!


フロントピラー周辺の汚れ洗浄

ここは、意外と見逃していませんか?
というよりも、大半の方は、気にもしない。
その位、目立ちにくいか? あきらめムードか?
15年も乗り続けている車になると
フロントガラス周辺に張り付いているゴム周辺に
茶色い汚れが大半の車には付いている。
その汚れを、普通の洗車ではお手上げじゃないだろうか?
ちなみにウチでは、どうするか?
それは、この画像を見てもらえれば
一目瞭然だから、シッカリと見てほしい!
張り付いているゴムの隙間に、
びっちり汚れが堆積している筈だから・・・
その部分に先の尖がった割りばしなどを
活用して、その隙間に挟み込む。


ピラーの内部の拡大画像

これが、汚れの正体!
茶色を飛び越えて、もう真黒いでしょう?
そうした場合、よく水垢が付くんだけど?
というような質問が聞こえてきそうですが?
この中を掻きださないと無理
水垢は、永遠に付きまとう、徹底してやらないとね。
水垢が付くようなら、何処に付くか? もう一度考えてみよう。
至って簡単な事!
水垢が垂れ流れている元を突き詰めるだけ。
ソコへたどり着いたら、間違いなく汚れの宝箱があるはず。


磨き開始

この画像は、何も見えない状態のまるでマッドホワイト。
艶無しの塗装をしたようなボンネット。
まあ、見ようにっては、流行りッぽく見えるが
そんな状態の中から、磨きで何処まで復元できるかを
タップリと見せつけて行きましょう


磨く前の画像と一部分磨いた画像

見せつける!
と表現したのは、芸術的ではなく、技術的に劇的な変化を遂げてみたいからだ。
ここまで傷んでいると、遣り甲斐があるよ。
だって、がらりと変化させられる楽しみがある。
新車は、それほど変わらないし、感動も生まれないでしょう?
ここまで15年も経っている車だと
それこそ、これが自分の車? と見間違うほどに、ニンマリさせたいわけ!
そう意味で、見せつけてやる! と言ったんですよ


トランク周辺の光沢復元の磨き

腑観でとったシーン。
形状的にはフラットでいいのだが、問題はリアーガラス周辺の際が、やりづらい形状だ。
両側面に高回転しているポリッシャーの角が
当たらないようにしないと、グサリと傷が入ってしまう。
危険性があるから、ここは慎重に研磨しないと不味いんだ。
元々、このパーツは、それほど光沢を放たないパーツ。
どうせ全体を研磨する工程で、ここだけを、いい加減にしてしまうと
映り込みの悪い、このパーツだけが浮いてしまう。
そしてこの下の受け側も外して磨きたかったが
どうにも外すのに手間がかかるか?
溶接らしき作りになっていた為、諦めたパーツ。
この画像では、それほど変化は、していません。
現段階では、仕上げるというよりも、粗研ぎという工程で
後ほど徐々に光沢が出る工程に入るの。
この時点では、この程度でいいんです。


トランクの磨き

このトランクも殆ど艶がありません。
この段階から深く研磨しないと、本来の白さは、蘇らないでしょうね。
それでも幾分、蛍光灯らしき物体は映り込んでいます。
ここから、何処まで輝かせるか?を考えながら仕上げて行きます。
今日まで作業にかかっている日数は、4日目となりました。
洗車工程で随分時間を取れてしまいました。
水垢取りは、骨が折れるんですよね、指と爪の間が硬くなるんですよ。
研磨しながら気付く、拭き残しの水垢もあり、
そうするとまた前の工程に返り、完全除去に徹していきます。


サイドパネルの磨き

かなり変化したから、お返しが楽しみな状態♪
あまりブログで結果を見せたくないな〜。
明日から出し惜しみしよう!っと
いいですよね、ジュンさん〜〜


左フロントフェンダー??

さて、このMR2の映り込みが気になるね?
見ている諸兄は、お分かりですか?
どんどん磨いて行くうちに
映り込みがハッキリすると次々と発見される。
ここは、多分、過去に塗装をしたと判断した!
塗装が悪い!ということじゃないよ、誤解のないように!
全てとは、言わないが塗装した後に、『塗装痩せ』という現象が起きることがある。
シンナーは(揮発する溶剤)性格があるため
その部分が乾燥していくうちに、
経年変化と伴に、縮んで行くように光沢を減退させていくようになる。
記憶を辿って行けば、あった筈でしょう?
若かりし頃にオーナーさん!!??
たしかにお預かり時から艶無しだが
こうして磨いて行くうちに
通常は変化する筈が、しないのは怪しい〜〜?
絶対可笑しいからだ、経験上ね?
おそらく塗装の修復歴ありだね?
よ〜く目を凝らしてみると、あるあるあるざんすよ! 足痕が〜〜〜〜
分った以上、乗り掛かった船だ。こうなったら、トコトンやるしかない!
そう決めて、今このシーンは
塗装が、はっきりしないこの部分に粗療法のペーパー研磨するしかない!
と判断して今研いでいるところ。


悪い塗装を修復作業

このようなケースの場合は
コンパウンドを使って力を込めて磨いても
塗装表面、つまり鉄板が摩擦熱で熱くなるだけで、一向に改善しない。
おいらは、ペーパーを多様するケースが大半。
まずは無難な番手4000番から、徐々に粗めに変えて研いでいくんだ。
塗装の肌を整えるという作業とでもいうべきかな。
外へ出して先ほど撮影したアフター画像。
3枚目にあるように、写り込んでいるでしょう?
これから、コーティング加工に入る段階の画像だよ。


ボンネットの磨き

前回半分だけ磨いて、そのままにしていましたが・・・
説明に入る前に誤解されているといけないので
改めて、本来このように半分に仕切るのが、マスキングの目的ではありません。
あくまでも、見て頂いているユーザー側に
分かりやすく表現したいために、やっていることで
これが、当たり前に作業上重要なことだと思われるといけませんが?
さて、これで、判明しやすくなったでしょう。
手つかずの状態のところだけ、白っけて見えますよね?
マスキング痕を外して、そのほか両サイドとも
ライトは映り込んでいますよね、この位変化するんですよ。
コーティングを塗ったからといって、そんなに見た目には変化しませんよ。
この辺を勘違いしてる方が実に多いんですよね。
コーティング剤は本来、塗装表面の保護膜を強固にするものです。
これで、輝かしい光沢を出すのでは、ありません。
やはり人間の力で技術で磨かないと、こうは、ならないですよ!


細部の磨き

このMR2も佳境に入って、このような細部の仕上げ研磨に入っているシーン。
こういう細かいパーツは、通常のマシーンでは勝手が悪いので
このようにミニポリッシャーを使用して研磨する。
ドアミラー周辺も同様磨きにくいところだね。
勿論、手作業をすることも多い。


リアガラス周辺の細部仕上げ

ここも、非常に手が入りづらい。
こういう端の方も、ミニポリッシャーで光沢復元の研磨をする。
後続車両から、一番見られる個所でもあるから、
こういう所もおしゃれな仕上げにしたいね。
あの車、いつごろの車だろうか〜?
すげえ〜カッコいい〜、大事に乗っているいんだな〜?
なんて言われるような好印象で見てくれたら
大人の車として良いセンスだと思われるし、
ビンテージカーとしても、いまだに現役だといえるしね。
こういうのが格好いい車と言えるんじゃない〜?
大事に乗り続けたからこそ、復活できる証明ともいえる


テールレンズも研磨

全体に白さが蘇ると
今まで、気にもしなかった個所が、やたら目につくようになる。


コーティング加工

ようやく入ったコーティング加工。
このコーティング加工も、最後の最後の日ですよ!
この工程に入るまでに要した日数は、お預かりして5日目ですからね。
下地を研磨して、本来の輝きに取り返すため、蘇らせるために
何日も時間をかけて、丁寧に磨きあげて行くんですから
やり過ぎてもいけませんが、そこはプロ。
勿論、日持ちが良くて、更に光沢も出れば、いう事なし!
でも、何回も言いますが!
やはり、ズバリ磨いて、磨いて・・・色々なダメージを改善して
何事もなかったかのように、綺麗にすることが一番!


こんなところも加工します

当社は、こんなところまでも加工します。
おしゃれは足下から! っていうでしょう?
ガソリンタンクの中も外も
ドアー入り口のステップも
ドアー周辺も


ウエルムコーティング加工

コーティング加工を終えたMR2。
まずは、後ろから撮った画像を紹介します。
トランクを開けて見たところ。
テールレンズも磨いて、最終的に、このパーツも加工済み。


コーティング加工したパーツ

リアスポイラーも、撮り付けたままだと磨きにくいし
面倒くさくなったので取り外して、磨いて加工!
エンブレムも徹底的に洗浄。
トランクの内部も洗浄その後に加工。


ドアミラー周辺の加工画像

このパーツは手が入りにくいパーツ。
とことん洗浄すれば、ご覧のように綺麗にできる。
ドアミラーの下部、内部そして付け根
フロントピラーの隙間も、完璧ではなくても綺麗にできる。
レンズも外して周辺およびレンズも加工した。


Whelm加工の完成画像

何処の角度から見ても、蘇らさせました。

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