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ジャガーSタイプ
多少のヘアースクラッチがあるものの、 とてもキレイな状態でのご入庫されました。

ジャグウァーSタイプの磨き前の観察
この画像は、ジャグアーSタイプ!
今回新規に、お見えになった方で・・・
当初は、アルミホイールのガリ傷の修理があったのをきっかけにご来店されてから、
各部門別にかかって、ようやく今は、磨きに入っているところ。
先ずは、輸入車特有のアルミホイールの黒いダストが気になるとのことで
ここからスタート!
長寿命のクランツのブレーキパッド交換を希望され、
そして、削れて摩耗しているローターとの相性を考えて、同時に交換と相成りました。
これから、まだ残されているのは、よく見るとわかる小さなへこみの修正。
アルミホイールのNEWカスタムカラーにチャレンジ。
そして、オイラの磨きという段取りです。
ケチをつけないと分からない位のダメージしかない。
その分、磨きの立場で申すなら、非常に悩みの種ざんす。
2,3枚目にあるのが、環境ダメージ画像。
小さめのウオータースポット、
そして、いつの間にか付いてしまったヘアースクラッチ(髪の毛の様な薄い傷)です。
不美人を美人にする方がハッキリしていいのだが
今回は、美人をさらに超美人に?
どうしたものでしょうか?
3日で飽きなきゃいいのですが?
なんで3日ですかって?
ブスは一生飽きないが、美人は、3日で飽きるというじゃないですか?
オイラがチョイスしたのが、美人でなくて良かったのか?


料理前の献立の計画

このシーンは、先にも触れたように、荒探しをしているところ。
1つや2つは、欠点は、あるモノ。
何らかの悪いポイントを探さない限り
その部分にテーマを充てないと磨けないからね。
最終的に磨き終えて変化した愛車を見て
オーナーさんが、何らかのアクションをしてもらえれば一応は成功と言えるからね。


磨き

今は、このジャグアーを再度磨いているところ。
このシーンは、昨日の画像です。
朝早くに、このオーナーさんが、途中経過を見に来られたとの事・・・
お土産までご持参いただいて感謝です!
このジャグアーは昨晩に鉄粉取りに
特殊な液剤を噴霧して一晩おいて、今日の磨き体制の備えて帰った次第。
小さなブツブツの鉄の棘が、今は跡形もない。
こういう鉄粉が、頑固に付着していると、磨いても引っかかるんですね。
または塗装のクリアーを突き抜けて侵入してしまうこともありうる、
ですから、しっかり除去する必要あります。
そもそも何故、鉄粉が刺さるのか?
検証してみると以下の事が考えられる。
まずは、前の車両のブレーキパッドから刺さるケース。
そして、渋滞などで嵌る場合に考えられるのが、マフラーから排出されるスラッジ(鉄粉)。
何れも、眼で目視できるレベルではない為、知らない間に刺さっているため知る由もない。
後、考えられるのが、産業道路沿いに駐車してある車、
または、その周辺で販売された新車、中古車展示車両、高速道路、電車が近くを走っている場合。
でも最近では、高い塀を設置したりして、こういうケースは、かなり改善されていますね?
溶接をする鉄工場が隣接している場合もある。
まあ、いずれにしても、鉄粉除去は、頻繁に走行している場合は
1月に1回位は洗車のついでに気づかいをして欲しい。
一般的な方法としては、トラップ粘土を使用して
付いているボディーを濡らしながら、粘土を滑らせて滑らかにする方法。
そしてアルミホイール用で販売されている、紫に変色する液体を噴霧して溶解する方法。
噴霧して、あまり長い時間放置しない事が肝要。
以上が鉄粉除去対策です。
参考までに、チャレンジしてみては?


磨き2

言葉は要らないでしょう。


磨き3

このシーンは、実は、塗装をした痕があるんです。
その塗装をした痕の塗装の肌が、イマイチ歪んで見えるといいますか?
右側と違うんですよね?
ですから、肌調整をする為に、水研ぎ(耐水ペーパー)で研磨して
塗装の肌に当たるクリアー層の凹凸を なだらかにした結果
この様に真っ白い状態になっているんです。


磨き4

左側面に塗装をした痕があるんです。
大概何かあるものですが、よ〜く見ないと分からないレベル。
リアドアーの丁度、真ん中辺りに
本来の色と違う染みみたいなものが薄ら見えるんですね?
それを消せないか?判断する為に観察しているところ・・・
兎に角は、磨いてみるしかありません。
クリアー塗装の中に沈んでいる染みのため、表面から幾ら磨いても無理ですね?
クリアー塗装を剥がして
再度塗装しないと修正できないレベルのようです。
助手席ドアーとリアドアーの塗装の映り込みが、つまり肌がイマイチ、マッチしていないので
助手席ドアーの映り込みと同様に異変がないように磨いているところです。
このジャグアーは、目立って悪い部分が発見しにくい
全体の印象としてのレベルは、非常に、いいほうです。
その分、磨き屋にとっては、非常にやりづらい
腕の善し悪しを試されているようでね?
だから、尚更、細部をあらゆる角度からよく観察して
各パネルに細かい傷や異物がないかを探りながら磨いていくんです。
その分、神経を研がして追いかけて行くので、目も神経も使いますね。


細部パーツの研磨

このコーティング分野は、コーティング液剤の善し悪しが
マニアックな方たちの中では話題になりますが・・・
本来は、加工前の磨きが最重要課題でして!
この磨きの工程の下地に手抜きをすれば
そのままの仕上がりになり、優劣を正直に表現します。
そういう意味でも、このような光物パーツ、そしてPB樹脂のテールレンズ関係も
知らない間に薄い洗車傷は付いているもの。
そういう個所も見逃さないで
少なくと傷が目立たないレベルまで改良できれば
見た目にもグ〜ンと、しまって見えますね。
その為に、このような小さなポリッシャーも
活用して出来る限り恰好よくなるよう、ぐわんばっているざんす〜。








コーティング加工

このジャグアーのコーティング加工に一部入ったところで
ブログを書いています。


細部の研磨

この画像が出てくると、そろそろ、ラストスパートになります。
今まで全体がスッキリ映らない場合、
このような気にもしていなかった箇所が気になるものです。
最後は、ビシッと締めて完成させたい。
後もう少しで完成です。
磨き分野は?
コーティング加工をして、全体に問題ないと判断できれば
納車の準備ですが・・・
今日のように雨模様ですと、戸外へ出せないので晴れるのを待つしかありません。


Whelmコーティング加工

このジャグアーも無事完成して、すでに納車済みです。
結果は、満足いただいたと思っていますが?
今回は、初めてにもかかわらず、
色々とリクエストいただきまして、この場をお借りして感謝です。
見える度に差し入れ持参して頂くもので、恐縮しっぱなしでした。
それだけに、驚嘆していただく仕事を、目一杯しないといけません。
何時も考えて作業していますが、
ビフォー&アフター! これが このお車の場合は
かなり程度がよく、非常に悩みながら仕上げたというが正直な感想です。


ジャグアーのコーティング加工の完成

例えて言うならば、「美人をより美人にする」
これが一番難しいテーマで、
正しく、この例え同様に、このジャグアーが ぴったしの表現で、
それだけに、どうしたものか?
完成に悩んだ車でもあったんです。
こういう光モノは、特に眩しいぐらいの
光沢を最大限に引き出すため磨きこんだ次第。
このテールレンズも磨いて、最後に、このようにコーティング加工しました。
どのコーティング剤も有効かといえば そうではなく、
このWhelm素材が樹脂系にも効果を発揮する素材であるため
しっかりと塗り込んでおります。
一般的な素材は、樹脂系に塗り込んでもあまり変化しません。
この素材は、密着性もよく、さらにマニキュアを塗ったような光沢を放ちます。
この他、このジャグアーは、
アルミホイールのカスタムペイントを施し、その後にアルミホイールコーティング加工
そして前後ガラスのコーティング加工、
そして、ブレーキパッドの粉でアルミホイールが黒く汚れないGIGA'Sに変更して
足元もきりりと締めくくりました。
そうジャガーは、いい車とも言えます。
これは、オーナーさんへのおべんちゃらです!

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