BMW
リヤクォーターの凹み・歪みの修理工程のご紹介です。
車は白色のソリッドカラ―です。
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BMW クウォーター修理
今回よりお送りする修理は、BMWのクウォータです。
衝撃によってタイヤハウス付近とアーチ部分がグシャッと変形しています。
こちらを修理して綺麗にします。
モールは新品交換です。
まずは、板金にてある程度の形になるまで整形作業します。
今回は、裏側から手が入る場所なのでハンマーやドリーなどをメインに整形していきました。
手の入らない個所は、スタッド溶接で引き出し板金をします。
コツコツっと叩いて、確認と板金作業はこの繰り返しの作業になります。
画像のように板金したら、細かな所はパテにて整形になります。
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パテ整形〜塗装までの準備
板金が終わったら、細かな歪み、凹みはパテにて整形していきます。
パテも、硬化するまでには時間がかかります。
この硬化時間を短縮する為に、パテ塗布部を加熱し硬化を促進します。
硬化したら研いで整形し、幾度かこの作業を繰り返し、整形を終わらせます。
パテで整形を終わらせたら、サフェーサーを塗装していきます。
ここでクウォータのリヤ側にあった傷を研ぎ落し、こちらにもサフェーサーを…。
塗装の前にはいつもの…養生作業です。
今回のように少し範囲の大きい時は、
サフェーサーの飛散量も少し多いので養生をしっかりと。
サフェーサー後は下の画像になります。
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塗装完成
サフェーサーを塗装し、乾燥させている間に調色作業をおこないました。
今回のBMWの色は白のソリッドです。
白といっても5〜6種類の色で構成されていますので、調色が大事になってきます。
調色した色は、塗り板に塗装し、現車と比較しながら色を合わせていきます。
調色が終わったら、サフェーサーを研いで下地を仕上げます。
下地を仕上げたら、塗装面全体の足付けをし、洗剤洗いで泥や汚れを取り除き、綺麗にしていきます。
次に車をブース内に移し、塗装前の養生作業を行います。
塗装では多くの塗料やミストが飛散するので、表面はもちろん
室内にも侵入しないように隅々まで行います。
養生が終わったら、塗装面をシリコンオフで脱脂・清掃後に、塗装にうつります。
まずは、ベースの色をサフェーサー部に色決めし、最後にクリアコートで完成となります。
下の画像のように塗装は完成しました。
塗装後は塗膜を充分に乾燥させて仕上げ工程を行います。
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完成
最後の仕上げ作業です。
塗装したての塗膜は、指触状態になるまで自然乾燥をさせ、
加熱乾燥で充分に乾燥させます。
乾燥によって溶剤がガチッと硬化したら最終工程にうつります…
最終工程は、乾燥させた塗膜を綺麗に磨きあげて仕上げます。
塗装中についてしまった異物はこの工程で取り除きます。
下の写真は磨きで使用したコンパウンドの残りなどを、綺麗に拭きあげている所です。
修理の方は以上で終わりで、塗装のために脱着したリヤバンパーや
新品のモールなどを最後に取り付け、完成となりました。
下の画像のように仕上がりました。
以上でBMWのクウォータ修理は終わりとなります。
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