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アウディ
ナンバーガーニッシュの修理工程のご紹介です。

フロントバンパー ナンバーガーニッシュ修理
今回の修理事例は…。
アウディA4のフロントバンパーにあるナンバーガーニッシュの修理をご紹介します。
ガーニッシュって修理できるの!?と思っている方がいるかもしれませんが、
ちゃんと修理できるんですよ。。。
ってことでまずは損傷状況から。
画像でみていただくとわかると思いますが、
凹みが二か所(右側と下側)あります。
また、塗装は通常のクリア塗装とは違い、
はん艶!?艶なし!?の状態なので、塗装も同じように仕上げます。
では、作業開始です。
まずは、ガーニッシュを取り外して、凹みの処理を・・・。
サンダーで凹みを平滑にしていき、高さが低いところには
パテを盛って整形していくことにしました。

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パテで整形作業

パテで整形をしていくのですが、
パテは損傷具合や気温などによって使用するパテが違うので、
その用途に合ったもので整形していきます。
最終的には、パテの巣穴がなく綺麗に仕上がるのがベストなのですが
足付けやパテの付け方を誤ると、トラブルに繋がるので注意が必要です。
パテでの整形を終えたら、サフェーサーを塗装して下地作りを。
その前に。サフェーサーを塗装しないところは養生して
サフェーサーのミストが付着しないようにします。
養生したら、サフェーサー塗装範囲の足付けします。
サフェーサーには、ペーパー傷を埋める役割もあります。
ただ粗すぎるペーパー傷は埋められなので、パテ整形時についた
粗いペーパー傷は少し細かいペーパーで消す必要があります。
最後に、シリコンオフで脱脂・清掃後にサフェーサー塗装です。
いつものように三回程度、塗り重ねていったらサフェーサー塗装は完了です。
サフェーサーは充分に乾燥させた後に、ペーパーで研磨していきます。

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塗装〜完成

塗装の前に忘れてはいけない事は調色作業。
つまり色合わせですね。
このガーニッシュにもカラーコードがあって、それを元に調色していきます。
いつものように、試し板に塗装して比較していきます。
ガーニッシュは艶なしなので、
比較する時はつや出しスプレーを吹きつけないでおこないます。
調色が終わったら、下地を仕上げ塗装の準備です。
塗装の下地は全体を足付けした後に洗剤洗いで綺麗にしていきます。
この時に裏側の汚れなども綺麗にして、塗装中に異物や汚れが付着するのを防ぎます。
綺麗になったガーニッシュは塗装台に固定し、塗装しやすい状態に…。
今回はベースの色はボカシ塗装し、
最後に全体にクリアコートに艶なしになる溶剤を混ぜたものを塗装していきます。
まずはベースから。
サフェーサーの個所にベースを色決めし、ボカシ塗装を。
最後にクリア(艶なし剤)を全体にコートして終了です。
艶なしの物は、磨き作業ができない(艶がでてしまうため)ので
各工程で異物が付着しないように注意する事が必要です。
完成画像では艶がある状態ですが、乾燥すると艶がなくなります。
塗装後は、充分に自然乾燥させた後に強制乾燥で溶剤を硬化させていきます。
しっかりと硬化したら、フロントバンパーに取り付けて完成となります。
以上で、アウディのフロントバンパー ガーニッシュの修理工程は終わりとなります。

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